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世の中大変不景気だと言われています。
空前の就職難だとも言われています。
さて、果して本当に酷い就職難なんでしょうか。
実際、私の勤務先(特許事務所)でも、昨年と比べて仕事の件数は全体的にはやや減っています。
「やや」で済んでいるのは、件数を減らされたクライアント(お客様)と、件数を増やしたクライアントと、新規のクライアントが入り混じった結果です。
でも、うちの事務所は今年の春頃から人材募集をしています。
事務職、技術職の両方、いい人を欲しています。
殆ど毎日のように面接を繰り返す時もありました。
しかし、なかなか良い人に巡り会えません。
まあ、私は面接しないので伝聞でしか聞きませんが、曰く「目が死んでいる」のだそうです。
つまり、見るからに使えないのが明らかな人しか来ない。
ちょっとした雑用ですら拒否する。
依頼した仕事を処理せずに黙って貯め込む。
いいと思って採用しても、裏切られるパターンが何度か続いたため、採用担当は本当に慎重になっています。
そして、沢山面接をこなすうちに、ある程度ふるいにかける術も会得したようです。
詳細は聞いていないので判りませんが。
一方で、大手クライアントにバッサリ切られて仕事を大幅に失い、廃業を余儀なくされた特許事務所も相当ある、と聞きます。
御存知の方も多いかも知れませんが、日本の特許出願件数は昨年辺りから減少に転じました。
大手企業は日本出願件数を大幅に絞り、外国出願を増やす傾向にあるようです。
極端なケースでは、日本出願はあくまでもパリ優先権或はPCT優先権を得るための足掛かりとしてしか考えていない処もあると聞きます。
実際、一部の特許出願では、日本企業で日本人発明者であるにも関わらず、第一国出願が米国の「仮出願(provisional application)」だったケースを見たことがあります。
そんなこんなで、日本出願だけこなす特許事務所は苦しい状況にあるようです。
また、日本出願の件数が減少したことで、大手企業の知財部は出願一件分に掛ける手間を増やす傾向にあります。
具体的には、発明の内容が昔よりも吟味され、結果として一件の明細書の分量が増えたことと、これまでより厳しい明細書品質チェックを実施するクライアントが増えて来た、ということです。
当然、昔のような大量生産型明細書など御法度です。
明細書のチェックが厳しいので、手抜きができません。
一度信用を失えば、仕事を貰えなくなってしまいます。
このため、全件全力モードです。
極一部の中小企業のクライアントを除き、簡単に書ける案件は殆どなくなりました。
私が事務所に就職した五年前と比較すると、一件の明細書の作成に要する時間は増え、当然の如く残業を余儀なくされます。
不景気だと聞きます。
しかし、仕事はない訳じゃない。むしろ忙しい。
仕事に要求されるレベルが上昇し、昔程簡単に稼げなくなった。
というのが、私の実感です。
就職難だと聞きます。
しかし、就職口はない訳じゃない。人を欲している会社はそれなりにある。
与えた仕事を満足にこなしてくれて、周囲のスタッフとの調和を図る最低限の気配りができる、そういう「真っ当な人材」が、職を求める人達の中で極端に少ない。
というか、そういう基本的なことが出来ない人が、職にあぶれているんじゃないのか?
というのが、私の想像です。
「特許事務所の中途採用」は、雇用情勢全体からみると特殊ではないかと思いますが、ヘッドハンタ(ハンドハンタか?)とか求職中のヒトの blog を見ると、目が死んでいるヒトばかり応募してくる、という事情も納得できます。世の中が変わる時に「精神疾患」が大量発生する、というのも、よく判る気がします。そしていつの世も、「出来る奴」は不足している、というのも同意です、amt の前職でも、人は余ってますが、仕事も途方もなく余っています(藁
ご無沙汰しております。 <br>処理件数はあまり変わらず、検討時間が増えたってことでしょうか? <br>当方、基本的に社内出願ですが、今年度の出願件数がすでに100件超えました(国内優先、分割も含みますが)。給料は増えず、昇格するわけでもなく… 中間処理案件もすでに100件超えたなぁ… <br>
えーっと、精神疾患は全く意識の外でした。したがいまして、考慮していません。 <br>別の意味でおかしな奴はたまーに来るようですが。いわゆる「自分と周りが見えていない奴」。 <br> <br>一時期、事務職に派遣を試用したことがありましたが、ことごとく外されました。 <br>自分のことしか考えないんですよ。 <br>小さな事務所なんで、周囲とコミュニケーションを取りながら効率良く仕事を進めて行かないと、ちょっとしたつまづきが事務所全体の業績に大きく響きます。 <br>滅私奉公しろとまでは言わないが、ある程度は自己都合よりも優先して業務を進めて欲しい面はあると思うんですが、それを理解しようとしない。 <br>それからは派遣会社からの採用を辞めて、直接採用のみにしていますが、同じような輩が後を絶たない。
御無沙汰です>そらみみさん <br>自社出願ですか、大変ですね。 <br>業種にもよりけりだと思いますが、もし、出願・中間処理業務専門であって、月に3件以上書くなら、もはやそれは特許事務所と同じ処理能力だと思います。きっと事務所に転職すると即戦力採用だと思いますよ。 <br>もし、出願・中間処理業務専門でなく、月に2件以上書くなら、それはコストダウンの領域を越えていると思います。他の業務を著しく圧迫している筈です。 <br>メーカーは給料が頭打ちになっている処が結構あるようですね。私の前職もそうでした。 <br>今の事務所は物凄く流動的です。特許業務法人になったので、黒字を出さないとボーナスが出ない。だからみんな必死です。
ああ、そうそう。 <br>この際だから、こっそり業界ネタを披露しちゃいましょう。 <br>本文でも書きましたが、出願件数が絞られたことと関連しているのか、それとも技術の進歩が加速したからなのか、原因としてはどちらか或は両方なのかは定かではありませんが、ここ2〜3年で発明の難易度が急激に上昇したように感じています。 <br>図面は10枚未満で済む案件が少なくなり、下手すると20枚当り前に近いノリです。 <br>最近になって、TCP/IPネットワーキングやクラウドコンピューティングに絡む案件も扱うようになり、正直、技術を理解するので精一杯です。 <br>前職でPCと戯れたりLinuxに大ハマリした経験がここに来て凄く役に立っています。 <br>したがいまして、クライアントが要求する明細書のレベルも当然上げなければなりません。 <br>5〜6年位前の平均的な明細書のレベルでは満足しないクライアントが殆どだと思って良いでしょう。 <br>いわゆる特許用語を使わず、平易な文章で誰でも読めて理解し易い明細書が求められています。
ょ>いわゆる「自分と周りが見えていない奴」 <br> これは発達障害の可能性が、「天然系」のヒトも大体そうだと云われています。精神科の集団検診とかないから、社会に大量に「精神疾患」のヒトが流れ出ちゃうんですね。僕は運転免許の更新の時になどに、アル中(肝機能検査)、覚醒剤検査と、精神科医の問診を含めるべきだと思っています。あと、僕も昔新人の教育で苦労しましたが、学校は団体競技のクラブ活動経験でもないと、自分のパフォーマンスを最高にするようにトレーニングされちゃうので、職場で、自分の上司のパフォーマンスを最高にするのが自分の任務である、ということを再教育しなければなりません。ちゃんと教育すれば使えるようになります。問題は、組織で働く、ということが理解されていないので、それを教えてやれば問題は解決すると思います。